かねてから計画中の「薬師寺（三重県伊賀市治田）鐘楼改築他工事」 が３月16日（火）から始まりました。

治田地区薬師寺の「敷地内の造成工事」「敷地境界の石積・ブロック積の土木工事」「鐘楼と既設便所棟の解体工事」の施工を、㈱ヤマゼン運輸が担当しました。
鐘楼の改築は様々な工程が連なり、必然的に工期が長くなります。工程の最初を請け負う責任を重く受け止め、労働災害・事故が発生しないよう一層の注意を払いました。土木工事では石積施工範囲を変更し、解体工事では鬼瓦や本柱を生捕り（再利用できるように取り外してから解体）するなど、薬師寺様のご希望に寄り添いながら、一つずつ対応にあたりました。
特に心を砕いたのは鐘楼の解体時です。一時的に取り外した梵鐘が真下に保管されている状態での構造物解体のため、作業員全員が息を呑むような作業になりました。梵鐘が破損したり傷がついたりしないよう細心の注意が必要です。鋼管枠組を作り、厚さ12mmの木材パネルに防炎シートの養生をしてから、慎重に解体作業に移りました。
新しい体験が多く、大変勉強になりました。この経験が弊社の自信と力になったと感じています。近隣及び関係者の皆様に心より感謝申し上げます。